書籍紹介

バランス形成体操

バランス形成体操

NHKカルチャースクールで開催された、「バランス形成体操ーBK体操ー」の元となった体操の本です。
問い合わせをいただくも、絶版になり在庫もないので、少しホームページで内容をご紹介させていただこうと思います。

最近流行りのストレッチ体操やエアロビクス○✖️健康体操といったものなど、部分的な強化を主眼とした体操は、別の箇所に負担を与え、かえって身体のバランスを崩してしまうということもありますので、注意が必要です。
ご紹介するバランス形成体操は、文字通り身体のバランスを整えるための治療体操ですので、そうした心配は一切ありません。
どこでも誰でも簡単にできますので、ぜひお試しになることをお勧めいたします。

痛みがとれる 病気がなおる バランス形成体操 目次

パート1 楽々バランス健康法
 1 身体はバランスで成り立っている
   ・バランスはこの世の真理
   ・歪んでくる私たちの身体
   ・日常でできる簡単な奈良田の手入れ法
   ・もう腰痛は恐くない
   ・うまく体を操り身体を整える
   ・部分的な治療はバランスを壊す
   ・病気は特殊なものではない
   ・身体のアンバランスは病気のもと

 2 身体のバランスでわかる病気
   ・バランスで病気もわかる
   ・誰でもできるバランス・チェック

 3 体型によるバランス・チェック
   ・痛くなくても歪みは病気
   ・身体のバランスを測定する
   ・病気を防ぐ身体の手入れ

パート2 楽々バランス体操講座
 1 風邪をひきやすい方のために
 2 肩こり、頭痛、腕、肩、首、背中、肋骨、胸の痛みetcに
 3 むち打ち症をなおす方法
 4 胸部を中心とした咳、痛みなどに
 5 肩こりと腰痛を治す
 6 肩こり、手足の冷えに
 7 寝転びながらの肩こり腰痛体操
 8 頭痛、腰痛、背中の痛み、咳、虚弱体質に
 9 重いものを持ったりしての腰痛に
 10 運転等からくる腰痛を治す体操
 11 神経痛、生理痛、便秘、足腰の冷えに
 12 腰痛、肩こり、背骨の痛み、便秘、生理痛に
 13 胸部・腹部・骨盤の痛み・可視全域の異常にも
 14 腰痛、そしてO脚の方に
 15 不眠症、風邪をひきやすい人、その他にも
 16 膝関節症の方へ 膝の痛みを治す体操
 17 腰痛や坐骨神経痛を治す体操

 18 足の体操で下肢全域の異常を治す
 19 正しい姿勢を保つために
 20 誰にでもできる健康体操
 21 ストレス解放のバランス形成体操

体操の前のバランス・チェック

バランス形成体操は、一人ひとりの身体の歪みに合わせてバランスを整える体操です。そのためにみんな同じ体操というわけにはいきません。先に自分の身体のバランスをチェックして、手足の伸びる方と伸びない側を理解しておきましょう。体操のやり方は同じでも、全員が同じ側の手足をあげるわけではなく、各自のバランス・チェックに応じた側の手足を操作するようになります。

手の伸びる側
手の伸びない側

手を前からゆっくり上げていきます。手の伸びやすい側と伸びにくい側の違いを感じてください。
手の上がりにくい方に身体をひきつけ、反対によく伸びる方は後側が緊張しています。

股関節の柔らかい側
股関節の硬い側

足を伸ばして座ります。両膝を立てて倒し、足のハラを合わせます。膝の倒れ方が、左と右とで硬さが違うのがわかるでしょう。
左と右で、どちらが硬いか柔らかいかを覚えておきましょう。

足が上がりやすい側
足が上がらない側

立っったまま、その場で軽く足踏みをしてください。自分でどちらの足が良く上がるか確認してください。もしくは上向きに寝て、両膝を立てて、胸のほうへ膝を曲げます。
左と右で股関節の屈曲度のちがいがわかると思います。

書籍の中の体操をご紹介

5 肩こりと腰痛をなおす体操

1 バランス・チェック

手の上がりにくい方をあげる
足の上がりにくい方を前に出す

 

2 体操

息を吐きながら、胸を突き出す
元に戻して、また繰り返す

3 ポイント

・手の上がりにくい方を上にする
・足の上がりにくい方を前にする
・息を吐きながら胸を突き出す

9 重いものを持ったりしての腰痛に効く体操

1 バランス・チェック

足の上がりにくい方を前に出す
斜めに構えて、後ろ手で合掌する

 

2 体操

1 手のひらをつけて、後ろの反らしながら下腹を突き出すようにする
2 手を後ろに上げるように伸ばす感じで、大きな呼吸を5回ほどする

3 ポイント

・足の上がりにくい方を前に出す
・手のひらをつけて後ろで合掌する

・息を吐きながら始めて、息を吐きながら元に戻す

14 腰痛・そしてO脚の方によい体操

1 バランス・チェック

バランスチェックの時と同じように座って、足のハラを合わせる
 

2 体操

1 手を前に楽に組み、身体を前に倒す
2 その状態で深呼吸を5回ほどする

3 ポイント

・身体を前に倒す時、反動をつけない
・自分でできる一杯のところでストップし、そのまま静止する

・息を吐きながら元に戻す